2017年3月1日水曜日

更新終了と公式ホームページへの移転のお知らせ



2012年からつづいてきた本ブログ「トラヴェリング・ソング」は、更新を終了いたします。

201731日からは、はじめての公式ホームページ「Mizuho’s Perch」がスタート。本ブログ同様、公式サイトも妻がつくってくれました。

下記、公式ホームページへのリンクです。

mizuhoishida.jimdo.com

*ホームページがうまく表示されない場合は、Google Chromeで閲覧してください。

日記なんかは三日とつづかないぼくが、ときどき出逢う「読んでますよ」の声にささえられて、五年間もブログを綴ることができました。
 
とても、愉しかったです。読者のみなさまのおかげです。

ブログは、公式ホームページ「Mizuho’s Perch」で再開いたします。「パーチ」は、止まり木、の意味。バー・カウンターも、パーチっていいますよね。

たまには、ぜひ、羽を休めにきてください。

永きにわたるご愛読を、ありがとうございました。

2017年2月22日水曜日

京都撮影スチルと再放映日のお知らせ





    218日に放映された、テレビ番組アッシュ「無言の器が奏でる秋の響き」。すでに、いろいろなご感想をいただきました。観てくださって、お礼を申し上げます。


    多かったご感想は、「ごだん 宮ざわ」さんのお料理と、今回のテーマでもある器、そのかけあいの素晴らしさはもとい、秋の流響院の静かな美しさ、そして井上春生監督とハグマシーン撮影スタッフが奏でた映像美などが、大変、好評でした。


    再放送の予定を、下記、もういちど、告知させていただきますね。


無言の器が奏でる秋の響き」

出演 宮澤政人(ごだん 宮ざわ)、石田瑞穂、石田みゆ(翻訳家)

企画構成:城戸朱理、AP:小野田桂子、D:井上春生、制作:ハグマシーン


スカパー!ベターライフチャンネル(529ch)にて、2/18土曜日22時から、再放送は2/28火曜日22時から放映!


ぼくは、ぜんぜん、わからないけれど、スマホのアプリからも視聴できるみたいです。


    上写真は、京都撮影のときのもの。むかって右が、ご存知、アッシュ番組プランナーにして詩人の城戸朱理さん。コートは、ヨージ・ヤマモト。じつに、シブカッコイイ。左は共演者にして翻訳家の石田みゆ。

   二番目の写真は、京都の老舗珈琲店イノダコーヒー本店での対談?ショット。

   三番目は、撮影後、打ち上げてお連れいただいた、これも京都の鰻屋にて。上右から時計回りに、城戸さん、みゆさん、井上春生監督、小野田桂子さん。


    ぜひ、再放送も、愉しみにご覧ください。

2017年2月15日水曜日

バレンタインの贈り物


   バレンタインのプレゼントをいただいてしまった。もちろん、義理、です 笑 ここにはないけれど、ことし、妻からはチョコ風味の紅茶をもらい、フランスからもギヨー家のみなさんが、ブールジュのクッキーとチョコを送ってくださった。

   お名前はださないけれど、Mさん、アードモアをくださったKさんは、歴程賞のお祝いもかねてとのこと。

    わざわざ、郵送してくださった方々もいて、恐縮しております。執筆の合間に、ワインやスコッチのお供にいただきます。この場をおかりして、お礼を。ありがとうございました。

    そして、公式ホームページがもうそろそろ、できあがりそうです。しばし、お待ちください。

    みなさん、よいバレンタインを。世界が平和でありますように。

2017年2月13日月曜日

安倍晴明神社参拝と出演テレビ番組放映日のお知らせ




   テレビ番組『H アッシュ』の撮影で、京都へ。オフを利用して、安倍晴明神社にお詣りする。


   安倍晴明といえば、いわずもがな、陰陽師のドン。吉川英治『新・平家物語』や澁澤龍彦『唐草物語』で晴明を知ったぼくは、小遣いをためて夜行バスにのり、この晴明神社を参拝したのだった。いまでいう、聖地巡礼。写真の鳥居、この五芒星を見たときは、感動したなぁ。


    神仏はもとより儒教、八卦、風水etc、手にはいったあらゆる宗教儀礼や占術を節操なくとりいれた、けれんみたっぷりのクロスオーヴァーで、不穏なプロモーターは、少年時代のヒーローだった。


    二番目の写真は、式神の石像。つぎの写真は、晴明さんと記念撮影。


    強力な霊能者?として祀られている晴明さんだから、神社には、たくさんの種類の御守がある。ところで、ぼくのところに詩や手紙を書き送ってくれている、新人詩人たちが何人かいる。各媒体に投稿しつづけている詩人たちで、入選するのを見かけると、うれしい。どのひとも、次の俊傑、だと思う。だから、せめて応援したくて、晴明神社の御守をいくつか戴き、送ってさしあげることにした。


    さて、そのテレビ番組。放映日を、井上春生監督が、昨晩、お知らせくださった。下記、正式なクレディットではないけれど、お知らせします。


「無言の器が奏でる秋の響き」

出演 宮澤政人(ごだん 宮ざわ)、石田瑞穂、石田みゆ(翻訳家)

企画構成:城戸朱理、AP:小野田桂子、D:井上春生、制作:ハグマシーン


スカパー!ベターライフチャンネル(529ch)にて、2/18土曜日22時から、再放送は2/28火曜日22時から放映!だそうです。


   ぜひ、ご覧ください。

2017年2月9日木曜日

暗香浮動 月黄昏



   北宋の詩人、林逋「山園小梅」の一節。


    月ののぼる暗い黄昏を、ひとすじの香がただよってくる。漢詩で代表的な花の香といえば、梅。見沼の暗くなった家路をいそいでいると、薄闇を花の香りがただよってくる。見上げれば、五分咲きの白梅、紅梅。梅は別名、春告草というけれど、まだすこし遠い春の足音をきいた気分。夜梅で花見酒と洒落込みたいものだ。


    約一月後。311日から19日まで、イギリスの老舗出版社Arcの招きで「ロンドンブックフェア2017」にいってきます。


    例年のロンドンブックフェアは、4月開催。ところが、今年は3月に開催されるという。それをきいたときは、エリオットのように「四月は残酷な季節」と嘯けないぢやないか、と、ちょっと、がっかり。ロンドンでは取材仕事もあるのだけれど、オフの時間は、英語詩人たちの足跡をたどり、ゆっくり、午からエールといきたいものだ。

    前回、ロンドンにいったときは、まさに四月は残酷な季節。染井吉野そっくりのアーモンドの花が、満開に、咲き誇っていたっけ。


    公式ホームページは2/15以降にオープン予定です。

2017年2月3日金曜日

蔵前、空蓮房の夜



 蔵前にある、フォトギャラリー「空蓮房」房主、谷口昌良さんと打ち合わせ。今年の上半期に、空蓮房さんで個展をやらないか、とのお誘いだった。とくに写真家のあいだで評価の高い空蓮房さんは、年二回、谷口さんがセレクトしたアーティストの個展のみを開催する。レンタルはけっしてしない、という。

 空蓮房は、蔵前のお寺、長應院境内にあるギャラリーで、とてもユニークだ。ちょうど、茶室のにじり口のような、ちいさな入口をくぐるとトンネル状の玄関と上がり框がある。その奥には、外光のはいらない、すべて白塗りの四畳半ほどのスペースと奥間がある。
 観覧はすべて予約制。一時間一回につき一名しか入場できない。その、繭のようなスペースで、鑑賞者は作品をひとりで思うまま「見て、むきあう」ことができる。見る者にとっても、作者にとっても、贅沢、かつ真剣勝負(?)な時空間が供されるというわけ。詳細はホームページをごらんください。
 
 http://www.kurenboh.com/jp/top.html

 ふだんの個展は写真が中心、詩人の個展は、はじめて。

 いったい、ぼくの言葉に、どんなことができるのだろう?

 戦々恐々として、とりあえずお話しだけでも、と思い、谷口さんをたずねた。浅草に呑みにお連れいただく。
 老舗のすき焼き(谷口さんいわく、ほんとうは、牛鍋)、「米久本店」で乾杯。こちらの牛鍋は、和牛の赤身が中心。さしのおおい牛肉は、江戸風ではないのだとか。店内も庶民風で、(今半より)旨くて、安い。時代小説家鳥羽亮氏の「ももんじ屋」シリーズの世界に飛びこんだみたいだ。
 つづいては、浅草の名バー「Barley ASAKUSA」でスコッチ。竹鶴政孝さんが修行したハイランドの蒸溜所ベン・ネヴィスの18年をいただく。とても、竹鶴さんを髣髴とさせる味。マスターのKさんの腕もすばらしい。カウンターには、直木賞時代劇作家青木文平氏の著書がならぶ。こちらのバーは、青木氏のいきつけらしい。サイン本も販売していて、ぼくも、『流水浮木 最後の太刀』を買わせていただいた。マスターいわく、「これが傑作」とのこと。谷口さんと、写真と文学、ジャズ、モルトウィスキー、仏教などについて、五時間近く歓談したかしらん。谷口さん、ほんとうにお詳しい。じつに充実したひとときをいただいた。


 すっかりご機嫌になったぼくは、当初の怖気もどこへやら。終電で帰宅。酔いが醒めて、自信がなくなってきたら、また、米久とBarley ASAKUSAにゆけばいいのだ。

2017年1月30日月曜日

第四回「LUNCH POEMS@DOKKYO」無事終了




 



 〆切、イベントにおわれていました。ブログが更新できず、すみませんでした。

    第四回LUNCH POEMS@DOKKYO」に出演させていただきました。獨協大学外国語学部教授の原先生、実行委員会の学生のみなさん、大変お世話になりました。

    119日第三木曜日、獨協大学に到着。グラウンド前の電光掲示板に、「今月の詩人  石田瑞穂」の文字。光栄でした。きょうは、傍でともにもりあがってくれるひとがいないので、ちょっと、さみしい 

    会場の天野記念館インターコミュニケーションゾーンには、学生さんたち、先生方のほか、詩人の渡辺めぐみさん、青木由弥子さん、勉誠出版の竹井さんがいらしてくださる。

    第一詩集『片鱗篇』から『まどろみの島』、最新詩集の『耳の笹舟』まで、朗読と自作解説。ちょい、時間はタイトかな。そして、いまこころみている連作詩「Asian Dream」は、90年代前半のジャズやコルトレーンをききながら。

    今回、運営上の事情もあっての出演でしたが、実際に自分で出演を体験してみてわかったこともありました。この経験を、ディレクションに活かしてゆきたいです。

     2016年度の最終回になった、第四回。

    いつも映像冒頭で挨拶をしてくれる岡野歩美実行委員長をはじめ、四年生の委員が、「LUNCH POEMS@DOKKYO」を巣立ってゆきました。
    夕方から、居酒屋で乾杯。立ち上げから、ぐちひとつこぼさずにうごいてくださった学生さんたちの労をねぎらう。でも、ぼくは、また楽しく酔っぱらって、しゃべりすぎちゃった。ごめんね。いままで、ありがとう。これからも、よろしく。

    ぼくは、ごきげんで、自宅、ではなく、浦和の名バー、リンハウスさんに帰還 笑 写真は、マクファーンの18年。原酒は、モートラック400番。スペイサイドの荒くれ者。

    みなさん、「LUNCH POEMS@DOKKYO」に、ぜひ、遊びにきてください(動画もご覧を)!

    よい一週間をおすごしください。