自分へのクリスマスプレゼント。なんか淋しいけれど、毎年、ご褒美のつもりでなにか買うことにしている。
とはいえ、今年はとくにほしいものもない。
骨董屋にも最近まったく行く時間がないし、今年は海外出張も多く、懐具合も芳しくないのだ。
そんなときは、ふだん買うにはためらってしまう、すこし高価なDVDやCDなどを買ってみる。
今年はina版、セルジュ・チェリビダッケ全集を購入した。写真CDの「ロメオとジュリエット」はプロコフィエフのだが、ぼくはEMI版のチャイコフスキーのが好きです。金もなくて暇な学生時代は、読む本がなかったり、言葉にあぐねると、譜面をひっぱりだしてきて、一日かけてフルトヴェングラーの指揮と聴き比べをしたりした。
数年前には、テオ・アンゲロプロスのDVDBOXを買った。酒と肴を買い込み、三ヶ日は部屋に籠りきりで「旅芸人三部作」をひたすら見続けた。仕事で外に出たとき、ひたすらギリシャの映像と言語を浴びていたせいで、自分がどこの国にいるのかわからず、くらっときたっけ。
チェリビダッケ全集はスカルラッティを指揮した盤がないか、期待したのだけれど、残念ながら未収録。バッハの大フーガから順番に、原稿や年賀状を書きながら、年末から毎日一枚聴いていく。
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