商業的な文章のゲラを戻し終えると、新詩集の再校と、佐峰存さんの第一詩集『対岸へと』の栞文のゲラがもどってきていた。
横浜で仕事があったから、夕飯も食おうと桜木町へ。ついでにゲラも見よう。そうだ、新しくなったインターコンチネンタル・ホテルのバーがいい。能率もあがりそうだ。ということで、ベイエリアに向かった。
まずは、お決まりのモヒート、からのマティーニ。つづいて、バーテンダーも頼んでみる。ステアもなかなか上手だ。うん、おいしい。インターコンチネンタルのバーは、もとはラウンジだったところにカウンターが併設されたもの。港の展望がよくなった。台風15号が接近する灰色の空と海を眺めつつ、若手バーテンダーFさんとおしゃべり。このあいだお泊りになったお客様ですよね。うん、そう。よく憶えてますね。ええ、深夜の閉店までいられて。あの夜はお客様が少なかったですが、ずいぶん呑まれましたよね。ここはあまりカクテルがでないので、ひさしぶりにたくさんシェーカーをふった気がしましたよ。
ホテルをでて、オレンジ色に光る海岸沿いを、ほろ酔い気分でぶらぶら歩く。黙祷のような散歩。それから市役所通りの老舗バー「ジャック」へ。クラフト・ビールとバーガーで食事。
帰宅は湘南新宿ラインのグリーン車。横浜限定販売のスモーク・柿ピーとウィスキーの水わりを買い込んで。そして、家の最寄り駅で下車しようとして、気づく。
あれ?おれ、ゲラ、見たっけ?
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