2013年1月18日金曜日

机辺の光景 駒井哲郎のエッチング







昨年、駒井哲郎のエッチングを購入。
駒井哲郎というと、超現実的なコンポジションが多いですが、
これは珍しく写実的だったので。
安東次男『花ごよみ』の挿画につかわれた連作でしょうか。
この頃の駒井と安東の共同作業はほんとうに美しい。
名もない草花がモティーフの連作で、
写実的とはいえ、そこは駒井哲郎。
どこからか夢の風が
草樹と光線をゆらしています。

ぼくのデスクの周りには、
なぜかエッチングばかりあります。
執筆中は油絵よりも、
エッチングの線のほうが、文字の線と
静かに響きあってくれるからでしょうか。

明日から23日まで、また出張。
ブログの更新はお休みします。
旅のポケットに忍ばすことのできる
線の場所、小品があるといいのになあ。


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