去る2/24
詩人の
城戸朱理さんが
浦和に
こられた
いま
執筆中の
古書店
エッセイの
取材で
不請
ぼくが
ご案内をした
これ
けっこう
むずかしい
官庁街や
国立大学
旧制高校も
あった
関係で
かつて
浦和には
文学から
美術まで
多くの
良質な
古書店が
あった
通勤電車は
サラリーマン
層にも
よき
読書人を
生んだ
しかし
昨今の
読書離れ
そして
世代交代も
あって
全国的に
古本屋さんは
閉店したり
開業休店
リサイクル
ショップ化や
ネット専門の
商売に
変わって
きている
浦和でも
そんな
現実が
かいま見えた
まず
向かったのが
調神社
(つきのみや、
とよみます)
近くの
T書店
ぼくが
高校生の頃
お世話になった
古書店です
事前に
電話すると
「倉庫みたいに
なっているけど
よかったら」と
ご店主の
なつかしい声
うかがってみると
たしかに
店内は
本が雪崩を
おこしている
城戸さんと
ぼくは
歓喜の声を
あげた
ほとんど
整理を
されていない
そうだから
お宝の山に
ちがいない
70年代から
90年代までの
ハヤカワ
ポケット
ミステリの
初版本が
ずらりと並ぶ
棚もあった
ぼくは
絶版に
なっている
レス・ロバーツ
の本を一冊
この頃の
ポケミスは
チャンドラーや
スピレーンに
影響を受けた
アメリカ
西海岸派
最後の世代が
集中しており
ハリウッドで
次々と
映画化
(主にB級)
されていった
文学性の高い
「私立探偵」
ものの
佳作が
充実した
時期だった
詩歌
コーナーは
見えては
いるんだけど
残念ながら
本の山を
踏み越えて
行かないと
たどり
着けない
城戸さんが
持っているのは
戦前戦後の
いわゆる
ゾッキ艶本
まあ
エロ本
ですね
全頁
ガリ版印刷
温泉に
しけこんだ
人妻もの?
らしく
さし絵は
あるものの
抽象的
ともいえる
イラスト
大正・昭和人
たちの
習慣なのか
持ち主の
名前が
きちんと
奥書に記して
あったのが
微笑ましかった
つづく
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