クリスマスのプレゼント、女性服やバッグを選ぶのが、とみに苦手になってきた。周囲には女性ものの下着を買うのに抵抗がない欧米や日本人の男友達もいるけれど、ぼくは勘弁してください。男子厨房に入らずなんていう御仁は、さすがに時代錯誤な気もするけれど、そのうち、女性の下着を買えない男性もそう呼ばれてしまうだろうか。
大切な女性たちへのプレゼント、クリスマスにかぎらず、ぼくはサンタ・マリア・ノヴェッラの香水やアロマで統一している。1612年、フィレンツェ創業。世界で初めての薬局として開業したが、メディチ家の庇護のもと、石鹸やアロマを手作りしはじめた。史上初の「香水」を生み出したのもここ。17世紀、それはアクア・ディ・サンタ・マリア・ノヴェッラ、王妃の水と呼ばれていた。
はじめてフィレンツェの本店を訪れたとき、感動したので、日本でも買えないかなと思っていた。そういえば、よくヨーロッパに買い付けにゆくアンティークのタミゼさんではポプリを店内で使っている。焼酎をかけると、香が蘇るのだそう。
今年は、王妃の水や手摘みの薔薇の化粧水などを選んだ。みなさん、よいクリスマス・イヴを。
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