10日の夜に、「第30回国民文化祭 かごしま2015」の地、鹿児島より、帰宅。昨日は予想どおり、執筆と残務に追われ、呆然とバカラのショットグラスにスコッチを注いだのは、午前3時だった。
気温が25度にとどいた日もあった、鹿児島。自宅のあるさいたま市の田園とは4〜7度の気温差があり、帰宅後はけっこう肌寒く感じた。
庭にでると、だんだん、楓が色づいてきている。鹿児島は、椰子の木だったけれど。下の写真は、国民文化祭出演の記念品としていただいた、作家物の黒ヂョカ。鹿児島では、焼酎を水わりし、二晩ほど寝かせたものをこれにいれ、火にかけてお燗にするのだとか。千代香、茶家ともいう。この黒ヂョカは、ガスコンロにもかけられる、逸品だとか。把手も、アケビの蔓で編んである。
これから、すこしずつ書いてゆくけど、実行委員長をされた詩人・俳人の高岡修さんをはじめ、ともに出演した城戸朱理さん、和合亮一さん、そして鹿児島で出会った詩人たちとすごした三日間はすばらしい時間だった。
福島に帰る和合さん、福岡と唐津をまわる城戸さんと別れたあと。国民文化祭と毎晩の酒宴でお疲れなはずなのに、高岡修さんと山下久代さんが鹿児島空港まで車で送ってくださった。
搭乗時間の十分前まで、ぼくら三人は空港のレストランでビールとアイスクリームとパフェを食べながら、最後まで詩について話しこんだ。
鹿児島のみなさん、高岡さん、山下さん、城戸さん、和合さん、ほんとうにありがとうございました。桜島のすがたと、鹿児島の街の濃厚な夜の時間が、まだ体中を包んでいる気がします。
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