いま発売中の「文藝春秋」11月号に、詩作品「The Long Way Home」が掲載されています。十行の短い詩。渡仏もあり、お知らせが遅くなりました。
この詩は、湾岸戦争がはじまった1992年のアメリカの記憶とジャズが交錯する連作詩、「Asian Dream」の一篇。
十代の一年間、ぼくはサンフランシスコ対岸にあるジャズやファンクが盛んな街、オークランドにいて、実際にバンドでプレイしてもいました。
連作詩のすべての詩の題は、当時、ぼくが聴いたりプレイしていたジャズ・ナンバーの曲名からとられ、詩と曲がインタープレイ(かけあい)するように書いてあります。
「The Long Way Home」は、スウェーデンのジャズ・ピアニスト、ボボ・ステンソン(Bobo Stenson)のオリジナル・ナンバー。アルバム「Serenity」の一曲ですが、同アルバムでは「Golden Rain」というタイトルで録音されてます。
ぼくが聴いていたバージョンは、ボボがヤン・ガンバルクのバンドでプレイしていたころのほう。いまは絶版。ボボ・ステンソン・トリオのバージョンは、下記リンクから。
ちなみに、ボボ・ステンソンのソロピアノ・バージョンは、こちら(貴重!)
「文藝春秋」に詩を書かせていただいたのは、今回で二年連続、三度め。機会がありましたら、ぜひお手にとってみてください。
ジャズといっしょに。
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