2015年10月23日金曜日

明日は『地形と気象』イベント!


    左右社ホームページで連載中の定型リレー詩『地形と気象』、ぼくの番の「#44」が掲載されました。
    ぜひお読みください。


     そして、ついに明日は東京下北沢の本とビールのお店「B&B」にて、15時よりイベント開催!

     詩人の暁方ミセイさん、大崎清夏さん、管啓次郎さん、ぼくのフルメンバーで出演します。
    朗読、連詩秘話、大崎さんのリトアニアのお話など、もりだくさん!

     詳細はこちらから、


    ご来場ください!

2015年10月22日木曜日

秋のブランディー



   なかなかに風邪がなおらないのだが、原稿はまってはくれない。
    ところが、気がついたら、電車にのって、茅ヶ崎へ。人間の逃避精神とはこわいものだ。われながら。

    浜辺を散歩しながら、日没の相模湾をながめる。ウィスキー、というより、ブランディー色に枯れてゆく海だ。

    そんなことを詩人ぽく感応すれば、なんとなくひと仕事した気分になる。探偵ならこうはいかない。さいきん好みのキリンのスタウトビール二本を買い、グリーン車で帰路へ。

    そうだ、せっかくだから、海への供物として、ブランディーを呑もう。浦和で下車。「田楽」へ。

    マスターの上甲さんにたのむと、マールをだしてくれる。
    かの「ジュブレ・シャンベルタン・ドメーヌ・ドゥブレ」のシャンベルタン村(ブルゴーニュ)のマール。乾いた芳醇な葡萄の香りは、名門ワインのそれそのもの。

    二杯目のときに、軍鶏の卵でつくったプリンももらう。ブランディーとカラメルのソースが、マールによくあった。

    となりに女性はいないが、きょうも楽しく逃避行。22時、まだオフィスにいる編集者さんから、電話。

  「石田さん、そろそろ、あがりました?」

    「いえ、ちょっと、いまミューズとお会いしていて…」

    「…バッカスのほうじゃないでしょうね?」

   「……」

2015年10月20日火曜日

高岡修『虚無の見る夢』を読む



   11月8日に鹿児島は知覧で開催される国民文化祭。ぼくを招いてくださった、鹿児島の詩人、高岡修さんの『虚無の見る夢』(ジャプラン)を、ここ数ヶ月、かたわらに置いている。

    「新虚無僧伝」と副題にある、この書物。ひとことではいえない、とてもユニークな書物だ。

    「私」を語り部に、「虚道」さんという禅僧が主人公なのだけれど、純文学小説(時代小説?)であり評伝、仏教書でもある。また、高岡修という詩人であり俳人でもあるひとの詩学を如実に語ってもいる(「虚無」という言葉は高岡さんの詩にも俳句にも頻出するし、テーマとなっていると見受けられる)。その意味では、キメラ的な私小説ともいえるかもしれない。

   虚道さんは、これも高岡詩のテーマなのだが、「死児」なのだ。

   畏敬する高岡修さんは、詩も書き、俳句もつくり、批評もエッセイも書く。さらに、今回、小説(?)も書かれたのかとおどろいた。だが、その背骨たるや、詩であることに変わりはない。

    さまざまな他者の言葉、他者としての異ジャンルが交差することで、移動している本。ぼくはそんな書物を最近、別のエッセイで「旅する本」と書いた。

   そして、高岡修さんは「旅する詩」の書き手なのだとあらためて思わせる、不思議な余韻を、本書は秋の机辺で奏でてやまない。

    鹿児島で再会するのが、楽しみ。

2015年10月14日水曜日

第30回国民文化祭に出演



   角川書店での打ち合わせの帰り、神楽坂の鉄板や「新泉」でご馳走になる。隣のスツールにいた女性が鼻風邪気味で、まずいかな、と思ったときは、もう遅かった。ここ四、五日は風邪で寝込んだり、〆切に追われたりで、ブログも更新できないありさま。

    さて、来月の11月8日は、鹿児島は知覧会館での「第30回国民文化祭・かごしま2015」。フライヤーもとどいて、いよいよ本番がちかずいてきた。

    全国から詩作品を公募しての授賞・発表会をはじめ、すでにかなり盛り上がっているみたい。山下久代事務局長による、詩の事前講座も開催された。


    来週から東洋大学での連続講座、イベント、学園祭など、催しが多いのに、ほんと風邪なんかひいてられない。なんとかしないと。すこし、あせりはじめた。

    そんなとき、イギリスの詩人James Byrneにメールを書いていたら、「ホット・トディーでも呑んだら?」との返信。Hot Toddy。風邪に効くといわれる、スコットランドの飲物だ。早速、マグにスコッチ、はちみつ、レモンのしぼり汁とスライスをいれ、お湯でわる。

    ちなみにイギリスでは、子どもが風邪をひいたときに、コーラを沸かすかフタをとめないでおいて炭酸をぬき、飲ませる。これも、風邪の特効薬、らしい。

    ぼくは風邪をひいているのだから、じつに堂々とロバート・B・パーカーの「スペンサー・シリーズ」とトディーをもって布団にくるまる。トディーにつかったのは、ストックしてあったジョニ黒。二杯、おかわり。途中から、スコッチだけになった。

2015年10月7日水曜日

『地形と気象』+「B&B」イベント開催


 『地形と気象』が、いよいよ、イベントになります。

10/24、東京下北沢の本とビールのお店「B&B」にて、詳細はこちら。


    ディレクターの大崎清夏さんは、いま、リトアニアの詩祭にいっている。お土産話も期待できそう。

   ぼくも、アメリカの予定だったのだが、残念ながら、鹿児島は知覧での国民文化祭と、見事にバッティングしてしまった。

   学園祭をはじめ、秋からのイベントも多いので、今年後半は海外の催しには出演できない。

    基本的に、『地形と気象』はウェブ連載なのだけれど、ご存知、ぼくは最後の手書き派。写真にとるために、ひさしぶりにいままでの原稿をとりだしてきた。

    月一ペースではあるけれど、けっこう、書いたんだな、と思います。

    ちなみに、「B&B」さんでは、来月もべつのイベントに出演します。

    ぜひ、お越しください。

2015年10月5日月曜日

秋ビール




   秋は、ビールがもっともうまい季節。夏のビールは水みたいなもので、冷えすぎていて、なにかじっくり呑めるビールを味わいたい。そんなことをデスクのまえで妄想していたら、いい具合に雑誌の仕事がきた。

   秋葉原はmaach内にあるクラフトビールのお店、「常陸野ブルーイング・ラボ」。写真の「常陸野ネスト・ビール」のドラフトを中心にだしているビア・バー。高架下にある煉瓦と木の店内は、ビアホールの雰囲気にあふれている。神田川に面していて、夏は夕涼みをしながら呑めるだろう。

    ぼくは、三十行の詩を書けばいいだけ。肝心の仕事はカメラマンさんとライターさんがばっちりやってくださるので、三杯、四杯とビールを呑んでくつろいだ。

    茨城の伝統ある木内酒造謹製の地ビール。ホワイトエールも呑んだけど、日本人が苦手とする、ヨーロッパビール独特の甘重さがない。さっぱり辛口。オレンジピールのような香りが、秋にマッチして、うまかったです。カツ・サンドウィッチも、うまそうだったな。

    帰りは、北の丸をぶらつき、神楽坂で別の打ち合わせ。その後、鰻の「たつみや」で、一杯。

2015年10月2日金曜日

「まどろみの島ーUisce Agus Loch」展のレビューが掲載


    今年の五月に、大阪のフォトギャラリー・サイで開催された、写真家・赤阪友昭さんとのコラボレーション「まどろみの島ーUisce Agus Loch」展のレビューが、「現代詩手帖」10月号に掲載されました。

    執筆者は、詩人の岡本啓さん。

    うれしく拝読したあと、早速、葉書をだした。

    岡本さんの散文を読んだのは、はじめて。詩もいいけれど、散文も、センスあるなあ。

    ぜひ、お読みください。