広告の仕事の徹夜明けで
そのまま神保町へ。
妻と思潮社の出本さん
装幀家の奥定泰之さんを
誘って
東京堂書店での
古川日出男×
柴田元幸各氏による
古川さんの
『南無ロックンロール二十一部経』
新刊発売記念
トーク&朗読イベントを
見にきたのだ。
古川夫妻にお祝いの品として
仏文学者たちに人気のある
「伯水堂」で
マドレーヌの包みを購う。
眠い、ものすごく眠い。
けれども、つい
「放心亭」に
ふらふらと入る。
ビフテキがなかったので
牛タンの塩漬けと
ビットブルガーの生を注文。
イベント会場には
出版関係者や翻訳家も多い。
閉会後は
古川さんと柴田さんから
サインをもらい
来場されていた
JLPPの田島幸子さん
イギリス人女性翻訳家
竹森ジニーさん夫妻
フランス人女性翻訳家
ミリアン・ダルトア・
赤穂さんらと合流
ランチョンへ。
流暢な日本語が飛び交う
なか
田島さんは
海老フライの大きさに
おどろき
ぼくと出本さん
奥定さんは
来年始動予定の
詩的プロジェクトを
相談。
話たりなかった
ミリアンさん
田島さん出本さんと
お気に入りのバー
「グラウンド・ライン」
に移って
フランス文学と
日本文学についての
話が盛り上がる。
五月の夜の
暖かいけれど
さわやかな風が
ミントジュレップの
甘い香りをいっそう
芳しくして
口元に運んでくれる。
イベントの内容も
そうだったけれど
田島さんもジニーさんも
ミリアンさんも妻も
翻訳家って
文化と言葉の旅人だとおもう。
本のページのうえに
とどまりながら
何万キロも旅をする
のが仕事という
不思議な天使たちに
見守られてすごした
ここちよい夜でした。
あまりに盛り上がりすぎて
ぼくと妻は終電を逃し
「庭のホテル」に
投宿してしまった。
翌朝はオムレツと
ミューズリーと
フルーツの朝食。
ミントのせいか
二日酔いもなく
すっきり起床できた。
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