2015年4月9日木曜日

新詩集の初稿、完成。





   新詩集の初稿を昨日、4月8日に編み終えた。釈尊の誕生日、90年ぶりに春の雪が降った日だった。今朝は5時に起きて、最終チェック。それから一杯だけビンテージスコッチを、いただいたバカラのショットグラスに注いで、初稿の束とお別れした。いまのところ、原稿用紙150枚。すくなくとも、通常の詩集の1.5倍の行数はあると思う。前詩集の『まどろみの島』が形式も本の体裁もコンパクトだったので、対比的な詩集を編みたいと考えていました。
    タイトルは『耳の笹舟』にする。
    ぼくは3年に一冊のペースで、詩集をだしてゆきたいと思っている。この3年間、今日という日を目指し、楽しみにして書いてきた。なのに、いざそうなってみるとあまり実感がわかない。詩はやはり、どこまでも他者の出来事なのか。
    この原稿がぼくに属しているのも、あと数時間。今日は仕事が終わったら、版元の思潮社さんに原稿を入稿して、打ち合わせに入る。
    ぼくの卒業式は今晩、バーで行われるだろう。

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