4月22日は『マイケル・パーマー』で本年度の鮎川信夫賞批評部門を受賞した山内功一郎さんの贈賞式へ。
アメリカ現代詩研究の原成吉先生、詩人の城戸朱理さんをはじめ、静岡から向山守先生も。長年の友人知己たちが駆けつけた。
その後、ぼくは週末にかけて京都と神戸へ出張。今回はクライアントの要望もあり、「ごだん 宮ざわ」さんへの訪問はかなわず。
祇園四条の「千花」で会食後、城戸さんに連れてきていただいたバー「アイラ・モヒート」へ。アイラ島のモルト・ウィスキーとモヒートをメインテーマにしているという、珍しいコンセプトのオーセンティックバー。今回、マスターに店名の由来をきいたら、長年愛読されているヘミングウェイの影響もあるのだとか。
まずは、看板メニューのモヒート。マスターが「時間がたつほど濃くなる」というオリジナル製法のモヒートは、氷にもなにやら仕掛けがあるらしい。文句なしのお味。
つぎはシングル・モルト。前回いただいた幻のラフロイグcairdeasがあった。かなり揮発性の高いバター臭ではじまる、羽毛のようにかろやかなラフロイグは、空気にふれると、時の経過とともに荒々しい潮の香となり、最後はピリッとスパイシーに、あくまで重々しく華やぐ。老若が並存しているような、銘酒だと思う。マスターいわく、「怪物級のラフロイグ」。
つぎもシングル・モルトの名品「ザ・ソープ」をいただき、モヒートをおかわり。最後は濃厚ながらすっきりとしたマンゴーのカクテルで〆。
これから、「一風堂本店」へ乗りこむという若武者たちとわかれて、ぼくは木屋町の旅籠に帰る。つもりが、先斗町「みつ喜」で呑んでいるという旅籠の主人と合流。ふたりで近江牛ステーキを一枚ずつ食べてしまった。
翌朝は神戸。仕事が終わると、スキマ時間があったので、タクシーで前から気になっていた骨董屋へ。店内には15分ほどしかいれなかったが、ちょっと見たことのない16世紀のオランダ盃を入手。旅先で、これから長くつかえそうな春の酒器にめぐりあった。
0 件のコメント:
コメントを投稿