ところで、いまニューヨークでも問題になっているけれど、テロが欧州でも頻発している。そのことを安じた妻が、ちかくの武蔵野国一之宮、氷川さまで旅の安全を願いご祈祷をうけたいといいだした。
台風が通過したあとの秋雨で、荒天だったが、拝殿でご祈祷をうける。
建て直されたばかりの拝殿は、まあたらし杉の馨がして、清々としていた。たくさんの、七五三祝い。ぼくらは「旅行安全」を祈願したのだった。
ご祈祷のあとは、久々に大宮の老舗の小レストラン「ハマチョー・カフェ」へ。ビールとミラノ風カツレツ。ランチコースは1400円なのに、前菜、メイン、デザート、ドリンクが、どれもけっこうなボリュームででる。
高校生のころ、楽器店でバイトをしていたのだが、ここではじめて、仔羊のローストなるものを先輩にご馳走になった。当時はめずらしいイタリア大衆車、フィアット・パンダの後部座席にフェンダー・ベースとショート・ホープのカートンをいつもつんでたっけ。かっこいいひとだったなぁ。
いまも個性的なお客さんがあつまるお店だけれど、絵描きに演劇人、バンドをやっている大人たちが、安くておいしいハマチョー・カフェによく来ていた。大宮モンパルナスがあるとすれば、ハマチョー・カフェだとぼくは思う。
妻はご祈祷ですっきりしたらしく、もりもり食べていた。
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