ルシルさんがフランス三大シャトーのひとつ、シャトー・ラトゥールのマーケティングと広報の仕事をしていることは、前回、お話ししたとおり。
そんなコネがあって、シャトー・ラトゥールを見学させていただくことができた。
これがどんなにすごいことかというと、シャトー・ラトゥールは世界各国とはいえつながりのある極少数のバイヤーとワイン好きの富豪にしか、アテンダントを許されていない。ルシルさんがいなかったら、ぼくみたいな極東の貧乏詩人はとても門をくぐれなかったというわけ。
そして、時はまさに収穫の秋。全国ワイン・ファンのみなさん、ほんもののシャトー・ラトゥールの葡萄ですよ。たわわに実った葡萄はまさにこれから専門の職人たちによって手摘みされるのだ。よって、シャトー内はここ数週間、緊張感につつまれているという。
三枚目の写真は、ラトゥールの語源になった石の塔。トゥールはタワー、です。ぼくは、たぶん生涯呑めないと思っていたワインを生んでくれたこのストゥーパに、ははぁと掌を合わせたのだった。
ラトゥールについて、来週から数回、書きます。あゝ、どこかの雑誌で、紀行文を書かせてくれないかしらん。
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