ギヨー家の外観(中央)
ぼく用の書斎
聖エチエンヌ像 16世紀ごろのもの
ぼくが逗留しているのはブールジュの精神分析医・臨床心理医ギヨーGuillot夫妻、ベルナールさんBernardとニコルさんNicoleさんの家。通訳をしてくれる妻の留学先でもある。
アパルトマンもあるのだが、「ブールジュに滞在するなら家にきて」と、こころよくホームステイをひきうけてくれた。ギヨー家はアジア各国を旅していて、もちろん、日本にも来たことがある。
ギヨー家に滞在できることになったのは、ほんとうに素晴らしい。かれらの家も組木と石の中世の家。築三百年近いとか。こうした古い家は、持ち主が何年もかけて修繕をかさねながら暮らす。家はブールジュの歴史的建築物でもあるので、大きく外観を変えることは許されていない。
邸内にはギヨー夫妻が蒐集したさまざまなアートが、写真のように絶妙に、センスよく飾られている。一見、絵や各国の民芸品、陶器が雑然と置かれているようだが、ちゃんとクリーム色の石壁や黒光りする中世の垂木に呼応するように飾られているのだ。
到着初日、ぼくらのベッドルームと書斎を見せてもらう。歓迎のしるしとして、ブールジュの秋の花、デイジーの花瓶が置かれていた。
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