神奈川の茅ヶ崎に、妻が半年限定で仕事部屋をかりる。翻訳家の妻は、カリン・プペ(西村・プペ・カリン)さんの新著『フランス人記者、東京で子育てする』(大和書房)を訳したばかり。プペさんは、フランス滞在マンガで人気の漫画家ジャン・ポール・西さんの奥さんだ。
茅ヶ崎は、近隣に開高健の記念館があり、映画監督の小津安二郎が脚本を書くために定宿にしていた茅ヶ崎館もある。
潮風に吹かれ、遠く烏帽子岩を眺めながら海岸を散歩。秋は近いが、暑い。それから妻は暑い海へ。ぼくはクーラーのきいた茅ヶ崎迎賓館で、モヒートを飲みながら、宿題というか、書評のための詩の本を読む。
国産麦と天然酵母のパンやさん兼おしゃれなカフェ、駅の近くで食べた窯焼きピザはMサイズの値段で、Lサイズ。やすくておいしい店も多そうだ。東京でも噂の寿司やさんもあるし、家系ラーメンの老舗「松壱家」も気になっている。
鎌倉や三浦で呑んだあと、帰れる秘密基地ができた。いつか茅ヶ崎の海辺で、一篇の詩が生まれるかもしれない。
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