フェリス女学院大学での講義の帰り、北参道で打ち合わせ。
ちょうど、タカ・イシイギャラリー東京で、武田陽介さんの写真展「Arise」が開催されていたので、観にゆく。
武田さんの作品は、下記、ギャラリーの特設サイトをご参照ください。
いま、新世代の写真家として注目されている武田さんの個展。
先日、長應寺内にあり、ユニークなギャラリーとして知られる「空蓮房」の房主、谷口昌良住職に拙詩集『耳の笹舟』を献本させていただいた後、谷口さんがぼくに観にいくよう勧めてくださったのだ。
ぼくも、2014年に武田さんの空蓮房での個展を観ていて、たしか本ブログでも書いた気がする。
いわゆる逆光をモティーフにし、被写体とレンズの関係性の錯綜が、色鮮やかなフレアとなって、一瞬一瞬の視覚の生起を観る者に告げる「写真態」。
虚が実とらえ、実が虚をとらえる。光が遍く世界にひろがると同時に、観る者も遍く世界にいるような、不思議な視覚体験。
滴水滴凍。
まだまだ、感想はひろがるけれど。
もう会期がすくないですが、おすすめの写真展です。
武田さんの写真については、またどこかで語る機会を、ぜひ見つけたい。
新鮮な写真の眼にふれて、北参道を歩くと、街の風景が、あたらしく息吹しはじめたように見えた。
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