本ブログを読んで、夏休みに種子島へゆきたいという方がいらしたので、このお話、すこしつづけます。
五月にぼくと妻がおとずれた、種子島の茎永。そこに古くから信仰されている「豊満神社」がある。
町の無形文化財。玉依姫命をお祀りする神社だ。由来や神事について解説するウェブサイトもあるようなので、下記、リンクしておきます。
いちばんうえの写真は、二の鳥居。テリバサカキやソテツなど、南の樹々の鬱蒼とした原生林に、そのまま参道が通じていてる。関東の寺社ともちがう、野趣あふれる、なんとも神さびた雰囲気。
陽射しのつよい昼間でも、南の植物におおわれた参道は小暗くて、どこかすずしい。樹々の濃い香りがたちこめたなかを歩いていると、生命がみなぎってくるようでした。
一の鳥居の手前で、苔生した石像を見つける。南九州でいう、ガラッパ、つまり河童像らしい。茎永は河童や龍神伝説も豊富なのだそうな。手をあわせ、ペットボトルの水をすこしかけてさしあげた。
いよいよ、本殿。妻はここでおみくじを引く。大吉。年始の武蔵一宮氷川神社、春の京都撮影から、あまりくじ運に恵まれなかったらしい。日本の南端まできて幸運をひきあてたのだから、うれしそうだった。無数の蚊にめげず、ぼくも旅の無事を祈願。
参道には、ウグイスのさかんな鳴き声。見たことも、聴いたこともないような、野鳥の歌も。
行手に、蝶がたくさん舞っている。ぼくらを導いてくれるように。そういえば、南種子の漁港をおとずれたとき、大漁旗や凧に、蝶の意匠がおおかった。ツマベニチョウだそうで、地元では、よき波をはこぶ精霊なのだとか。
音ずれた方に、いい波がきたらんことを。
石田様
返信削除こんにちは
塚田知雄と申します。
当方、Crossroad of Wordという現代詩のアーカイブサイトを運営するものです。
このサイトはClassicから現代詩までの幅広いジャンルの詩を読みやすいフォーマットで提供し、詩を読む人の裾野を広げていくことを目的とするサイトです。
現代詩も作者の許諾を得ながら掲載しております。現在までに鈴木志郎康さん、和合亮一さん、小池昌代さんら、多くの方々の詩を掲載してきました。
不躾なお願いで恐縮ですが、石田さんの詩集「耳の笹舟」より、「星をさがして」を転載させていただくことは可能でしょうか?
もちろん、著者名、原典は明記いたします。Twitter等を活用し、出来るだけ多くの方に読んでいただけるように努力します。
ご検討いただけると幸いです。
Crossroad of Word URL
http://wordcrossroad.sakura.ne.jp/wp/
Mail Address crossroadofword@gmail.com
Twitter @crossroadofword
塚田知雄さま
削除こんばんは。
ご返事が遅くなり、すみません。
コメントをありがとうございます!
アーカイブの件、うけたまわりました。
どうぞ、おつかいください。
石田瑞穂
石田様、ありがとうございます!
返信削除早速下記のURLにて掲載いたしました。何か問題がございましたら、ご連絡ください。
http://wordcrossroad.sakura.ne.jp/wp/?p=2225