中世の古都プトゥイの街には、招待詩人の「詩」にまつわるさまざまなインスタレーション(設置型アート)が、地元の芸術家や大工さんによって置かれていた。
たとえば、上の写真。アパレル・ショップのショーウィンドウには、白いドレスと組み合わせて、2012年の招待詩人クリス・マーセンのスカートが登場する詩が飾ってある。この「詩とワインの日」のマスコットキャラが各所のアイコンになっていた。
アイスクリーム屋の店内にも
壁に大きくスケジュールと各イベントの開催場所が記載。街のイラストはプトゥイ。
よく目にしたのはこのワインボトルを使ったアート。招待詩人の国々が象られているという。これが目印になって、入り組んだ中世の街でも迷子にならなかった。
「ムジカフェ」の壁にズラリと飾られたメモリアル・ディスク。2000年からこれまでの招待詩人の名前と詩の一節がプリントされている。全員分ではないらしいのだが。
読みにくいけれど、ぼくのディスク。「月の犬」の一節がプリント。スロヴェニア語訳とともに、日本語の原文「世間とは肌理のつながりで 生きていく それだけ」が。フレーズはスロヴェニアの若手詩人が選んだらしいのだが、ぼくにはこの抜粋、ピンとこず(自分で書いておいてなんですが)。「どうしてこのフレーズなの?」と、仲良くなったドイツ在住のスロヴェニア人ジャーナリスト、ザザに聞いてみると「ぼくらにとってはすごくクールだけどね」との答え(ありがとう)。日本の詩とはツボがちがうのかな。
メインステージ(下写真)の観客スツール。フランスの招待詩人、ご存知、ジャック・ルーボーのスツール。
夜のメインステージ、「グランド・ポエトリー・リーディング」。たぶん、ジャッキー・ウィルスの回だと思う。GPRについては、後日、詳しく書きます。お楽しみに。
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