フライング気味に風邪をひいて寝込んだと思ったら、父が急病で倒れて入院。ペンと原稿用紙を持って、病院と喫茶店とデスクの前をぐるぐる通過する日がつづく。気がついたらブログを更新できずにいた。
そんな日常で、おだやかな気持ちになれたのが、意外にも大学の授業だった。早大の創造理工学部でぼくが教えているのは、戦後から現在までの詩の歴史。田村隆一からはじまって、いまは湾岸戦争下の吉原幸子、そして吉田加南子氏の詩をとりあげたところだ。某社から刊行予定の評論集の準備もあって引き受けた連続講義だけれども、九十分間、ただひたすら学生さんの前で好きな詩の話をすることが、気分を落ち着けてくれる。
大学って、じつはとても静かな場所なんですね。帰りはちょっとだけ池袋に立ち寄る。池袋には二年間程、居合道の稽古に通ったことがあった。ここ十年、あまり来ることがなかったけれど、どなたかいい喫茶店を知りませんか。
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