2013年8月6日火曜日

夏の盃



「皿で呑むの?」
と父に
訝られたものだ。
ややひしゃげ
窯瑕もあり
ひび割れた
古小皿で呑むのは
酒器好きの酒徒
ぐらいのもの。

桃山時代
古唐津 皮鯨小皿
(窯は小森谷近辺
との鑑定
豪快な手捻りの器形は
掌に乗せると
意外と持ちやすい。
青味がかった釉調が
気に入って
夏の盃として
使っています。
あわせているのは
昭和初期の
吹き硝子
らっきょう徳利。

皿盃は日中
たっぷり
夏の陽射しを
吸わせてから
夕方
冷蔵庫で
硝子徳利ごと
冷やしておいた
日本酒を注ぐ。

本日の酒は
福島の「田村」。

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