2017年2月22日水曜日

京都撮影スチルと再放映日のお知らせ





    218日に放映された、テレビ番組アッシュ「無言の器が奏でる秋の響き」。すでに、いろいろなご感想をいただきました。観てくださって、お礼を申し上げます。


    多かったご感想は、「ごだん 宮ざわ」さんのお料理と、今回のテーマでもある器、そのかけあいの素晴らしさはもとい、秋の流響院の静かな美しさ、そして井上春生監督とハグマシーン撮影スタッフが奏でた映像美などが、大変、好評でした。


    再放送の予定を、下記、もういちど、告知させていただきますね。


無言の器が奏でる秋の響き」

出演 宮澤政人(ごだん 宮ざわ)、石田瑞穂、石田みゆ(翻訳家)

企画構成:城戸朱理、AP:小野田桂子、D:井上春生、制作:ハグマシーン


スカパー!ベターライフチャンネル(529ch)にて、2/18土曜日22時から、再放送は2/28火曜日22時から放映!


ぼくは、ぜんぜん、わからないけれど、スマホのアプリからも視聴できるみたいです。


    上写真は、京都撮影のときのもの。むかって右が、ご存知、アッシュ番組プランナーにして詩人の城戸朱理さん。コートは、ヨージ・ヤマモト。じつに、シブカッコイイ。左は共演者にして翻訳家の石田みゆ。

   二番目の写真は、京都の老舗珈琲店イノダコーヒー本店での対談?ショット。

   三番目は、撮影後、打ち上げてお連れいただいた、これも京都の鰻屋にて。上右から時計回りに、城戸さん、みゆさん、井上春生監督、小野田桂子さん。


    ぜひ、再放送も、愉しみにご覧ください。

2017年2月15日水曜日

バレンタインの贈り物


   バレンタインのプレゼントをいただいてしまった。もちろん、義理、です 笑 ここにはないけれど、ことし、妻からはチョコ風味の紅茶をもらい、フランスからもギヨー家のみなさんが、ブールジュのクッキーとチョコを送ってくださった。

   お名前はださないけれど、Mさん、アードモアをくださったKさんは、歴程賞のお祝いもかねてとのこと。

    わざわざ、郵送してくださった方々もいて、恐縮しております。執筆の合間に、ワインやスコッチのお供にいただきます。この場をおかりして、お礼を。ありがとうございました。

    そして、公式ホームページがもうそろそろ、できあがりそうです。しばし、お待ちください。

    みなさん、よいバレンタインを。世界が平和でありますように。

2017年2月13日月曜日

安倍晴明神社参拝と出演テレビ番組放映日のお知らせ




   テレビ番組『H アッシュ』の撮影で、京都へ。オフを利用して、安倍晴明神社にお詣りする。


   安倍晴明といえば、いわずもがな、陰陽師のドン。吉川英治『新・平家物語』や澁澤龍彦『唐草物語』で晴明を知ったぼくは、小遣いをためて夜行バスにのり、この晴明神社を参拝したのだった。いまでいう、聖地巡礼。写真の鳥居、この五芒星を見たときは、感動したなぁ。


    神仏はもとより儒教、八卦、風水etc、手にはいったあらゆる宗教儀礼や占術を節操なくとりいれた、けれんみたっぷりのクロスオーヴァーで、不穏なプロモーターは、少年時代のヒーローだった。


    二番目の写真は、式神の石像。つぎの写真は、晴明さんと記念撮影。


    強力な霊能者?として祀られている晴明さんだから、神社には、たくさんの種類の御守がある。ところで、ぼくのところに詩や手紙を書き送ってくれている、新人詩人たちが何人かいる。各媒体に投稿しつづけている詩人たちで、入選するのを見かけると、うれしい。どのひとも、次の俊傑、だと思う。だから、せめて応援したくて、晴明神社の御守をいくつか戴き、送ってさしあげることにした。


    さて、そのテレビ番組。放映日を、井上春生監督が、昨晩、お知らせくださった。下記、正式なクレディットではないけれど、お知らせします。


「無言の器が奏でる秋の響き」

出演 宮澤政人(ごだん 宮ざわ)、石田瑞穂、石田みゆ(翻訳家)

企画構成:城戸朱理、AP:小野田桂子、D:井上春生、制作:ハグマシーン


スカパー!ベターライフチャンネル(529ch)にて、2/18土曜日22時から、再放送は2/28火曜日22時から放映!だそうです。


   ぜひ、ご覧ください。

2017年2月9日木曜日

暗香浮動 月黄昏



   北宋の詩人、林逋「山園小梅」の一節。


    月ののぼる暗い黄昏を、ひとすじの香がただよってくる。漢詩で代表的な花の香といえば、梅。見沼の暗くなった家路をいそいでいると、薄闇を花の香りがただよってくる。見上げれば、五分咲きの白梅、紅梅。梅は別名、春告草というけれど、まだすこし遠い春の足音をきいた気分。夜梅で花見酒と洒落込みたいものだ。


    約一月後。311日から19日まで、イギリスの老舗出版社Arcの招きで「ロンドンブックフェア2017」にいってきます。


    例年のロンドンブックフェアは、4月開催。ところが、今年は3月に開催されるという。それをきいたときは、エリオットのように「四月は残酷な季節」と嘯けないぢやないか、と、ちょっと、がっかり。ロンドンでは取材仕事もあるのだけれど、オフの時間は、英語詩人たちの足跡をたどり、ゆっくり、午からエールといきたいものだ。

    前回、ロンドンにいったときは、まさに四月は残酷な季節。染井吉野そっくりのアーモンドの花が、満開に、咲き誇っていたっけ。


    公式ホームページは2/15以降にオープン予定です。

2017年2月3日金曜日

蔵前、空蓮房の夜



 蔵前にある、フォトギャラリー「空蓮房」房主、谷口昌良さんと打ち合わせ。今年の上半期に、空蓮房さんで個展をやらないか、とのお誘いだった。とくに写真家のあいだで評価の高い空蓮房さんは、年二回、谷口さんがセレクトしたアーティストの個展のみを開催する。レンタルはけっしてしない、という。

 空蓮房は、蔵前のお寺、長應院境内にあるギャラリーで、とてもユニークだ。ちょうど、茶室のにじり口のような、ちいさな入口をくぐるとトンネル状の玄関と上がり框がある。その奥には、外光のはいらない、すべて白塗りの四畳半ほどのスペースと奥間がある。
 観覧はすべて予約制。一時間一回につき一名しか入場できない。その、繭のようなスペースで、鑑賞者は作品をひとりで思うまま「見て、むきあう」ことができる。見る者にとっても、作者にとっても、贅沢、かつ真剣勝負(?)な時空間が供されるというわけ。詳細はホームページをごらんください。
 
 http://www.kurenboh.com/jp/top.html

 ふだんの個展は写真が中心、詩人の個展は、はじめて。

 いったい、ぼくの言葉に、どんなことができるのだろう?

 戦々恐々として、とりあえずお話しだけでも、と思い、谷口さんをたずねた。浅草に呑みにお連れいただく。
 老舗のすき焼き(谷口さんいわく、ほんとうは、牛鍋)、「米久本店」で乾杯。こちらの牛鍋は、和牛の赤身が中心。さしのおおい牛肉は、江戸風ではないのだとか。店内も庶民風で、(今半より)旨くて、安い。時代小説家鳥羽亮氏の「ももんじ屋」シリーズの世界に飛びこんだみたいだ。
 つづいては、浅草の名バー「Barley ASAKUSA」でスコッチ。竹鶴政孝さんが修行したハイランドの蒸溜所ベン・ネヴィスの18年をいただく。とても、竹鶴さんを髣髴とさせる味。マスターのKさんの腕もすばらしい。カウンターには、直木賞時代劇作家青木文平氏の著書がならぶ。こちらのバーは、青木氏のいきつけらしい。サイン本も販売していて、ぼくも、『流水浮木 最後の太刀』を買わせていただいた。マスターいわく、「これが傑作」とのこと。谷口さんと、写真と文学、ジャズ、モルトウィスキー、仏教などについて、五時間近く歓談したかしらん。谷口さん、ほんとうにお詳しい。じつに充実したひとときをいただいた。


 すっかりご機嫌になったぼくは、当初の怖気もどこへやら。終電で帰宅。酔いが醒めて、自信がなくなってきたら、また、米久とBarley ASAKUSAにゆけばいいのだ。