2014年9月27日土曜日

Days of Poetry and Wine (13)〜クロアチアでの朗読会


 8/28の夕方、クロアチア国境をこえてCakovecに入る。Nikola Zrinski Libraryでの朗読とトークのためだ。国境での検問が厳しく、30分も遅れてしまった。 



 出演メンバーは左から、Dragana Mladenovicさん、ぼく、そしてCvetka Lipusさん。啓次郎さんと友さん(上の写真2点は友さんの撮影)も応援に来てくださった。
 Cvetkaさんはスロヴェニアとオーストリー国境近くの出身で、まさに多文化・多言語を体現するような詩人。受賞歴も多く、仕事で10年以上暮らしたアメリカでもその名が知られている。彼女は会場に着くなり、テレビ局からインタヴューを受けていた。

 


 さっそくリーディングと簡単なトークがはじまる。周知のようにクロアチアはユーゴスラビア紛争の戦地だった国。ここには掲載しないけれど、街には戦没者慰霊碑がそこここにある。没年は90年代が多く、みな20代~40代。じつは上の写真のドラガナの故郷、セルビア共和国もユーゴ紛争の戦地だった。今回の詩際で彼女が朗読した詩は戦死者やレイプ被害者などをテーマにした作品が多い。彼女にとって、戦争は日常の悲劇だったのだ。
 ドラガナが詩を読むと、前席にいた夫婦が手をつなぎ、涙を流していた。50代ぐらいの二人だったが、戦争で息子さんを亡くされたのだった。


 リーディング後に「日本のポップカルチャーに興味がある」という女子中学生と話した。新しい世代が確実に育ってきている。


 コーディネートしてくれた図書館の司書さんに案内され、すこし街を歩く。中世の建物のなかに現れたのは、日本の公団アパートのようなビル。ソ連時代の名残りだとか。
 日本から来たぼくは、戦争の生々しい記憶をもつクロアチアの人々にとって、やや部外者だったかもしれない。でも、ぼくにとってこのちいさな朗読会は、ここに来なければできない、貴重な経験だった。
 夕闇に沈みかけたクロアチアの街を歩きながら、ほんとうの詩とは、言葉の力とはなにか、しばし物思いにふけった。


2014年9月26日金曜日

Days of Poetry and Wine (12)〜ワインセラーで朗読会を




 写真右:セルヴィアの女性詩人ドラガナ・ムラデノヴィク(Dragana Mladenovic)さん


 詩祭でほんとうによく呑んだ、プトゥイ地産のオーガニック・ワイン「プリュス」。


 詩人とファンの交流会を兼ねたプライヴェート・リーディング。グラート(城)の庭をはじめ、プトゥイ街中のさまざまな場所で連日開催されるのだが、ぼくはセルヴィアの女性詩人ドラガナ・ムラデノヴィク(Dragana Mladenovic)さんの回にお邪魔した。
 ところはHotel Mitraの地下にあるワインセラー。前にも書いたように、詩祭ではすべてのワインが無料であり、ドラガナの詩とトークに聴き入りながら、グラスを傾ける。
 ドラガナは今回の詩祭でも注目されていた詩人のひとりで、静かだがとても真摯で芯のある女性。ドイツでBAを授与されており、英語も堪能。すぐに仲良くなった。
 彼女とはクロアチアでもリーディングを一緒にしたのだが、その話はまた明日以降の更新で。それにしても、ワインセラーでリーディングなんて、詩人の夢だよね。日本でもどなたか、ぼくにチャンスをくれないだろうか。

2014年9月24日水曜日

Days of Poetry and Wine (11)〜スロヴェニアの郷土料理その1


 お待たせしました。スロヴェニアのグルメ、第一弾。前にブログでも書いたように、スロヴェニアは西にイタリア、北にオーストリア、北東にハンガリー、南はアドリア海文化から料理もアートも影響を受けている。
 上の写真は、オーストリアから影響を受けた、クメチュカ・ポイェディナ(kumecka pojedina)という料理。豚のロースト、ソーセジなどの盛り合わせなのだ。肉とカトラリーの大きさを比較してみてください。これで二人前なんだけれど、日本人にとっては四人前はあった。スロヴェニア中央部の農家料理だそうで、ドイツやハンガリーを旅した方なら、なんとなく、アイツバインに似ていると思われるだろう。


 添えてあったのは、カラスムギ、豆とクスクスを炊いたもの。ぼくの好みでした。


 そしてこれも典型的なスロヴェニア料理。オクトパス・フリット(kalamari)。イタリア、アドリア海文化からの影響、というか、まんまイタリアンですね。
 西のお隣が南イタリアだけあって、スロヴェニアにはおいしいイタリアン・レストランが多い。しかも、本国イタリアより安いので、国境付近のイタリア人はけっこうスロヴェニア側に出向いて食べるのだそう。なんだか不思議な話。サービスに食後酒をだしてくれたのだが、これがスロヴェニア産のグラッパ。
 友さん、啓次郎さん、ぼくの三人でこの他にも食べ、呑んだのだが、全部で60ユーロぐらい。スロヴェニア、おそろしい子!

2014年9月23日火曜日

Days of Poetry and Wine (10)〜詩のインスタレーション


 中世の古都プトゥイの街には、招待詩人の「詩」にまつわるさまざまなインスタレーション(設置型アート)が、地元の芸術家や大工さんによって置かれていた。
 たとえば、上の写真。アパレル・ショップのショーウィンドウには、白いドレスと組み合わせて、2012年の招待詩人クリス・マーセンのスカートが登場する詩が飾ってある。この「詩とワインの日」のマスコットキャラが各所のアイコンになっていた。


アイスクリーム屋の店内にも


壁に大きくスケジュールと各イベントの開催場所が記載。街のイラストはプトゥイ。


 よく目にしたのはこのワインボトルを使ったアート。招待詩人の国々が象られているという。これが目印になって、入り組んだ中世の街でも迷子にならなかった。


 「ムジカフェ」の壁にズラリと飾られたメモリアル・ディスク。2000年からこれまでの招待詩人の名前と詩の一節がプリントされている。全員分ではないらしいのだが。


 読みにくいけれど、ぼくのディスク。「月の犬」の一節がプリント。スロヴェニア語訳とともに、日本語の原文「世間とは肌理のつながりで 生きていく それだけ」が。フレーズはスロヴェニアの若手詩人が選んだらしいのだが、ぼくにはこの抜粋、ピンとこず(自分で書いておいてなんですが)。「どうしてこのフレーズなの?」と、仲良くなったドイツ在住のスロヴェニア人ジャーナリスト、ザザに聞いてみると「ぼくらにとってはすごくクールだけどね」との答え(ありがとう)。日本の詩とはツボがちがうのかな。


 メインステージ(下写真)の観客スツール。フランスの招待詩人、ご存知、ジャック・ルーボーのスツール。


 夜のメインステージ、「グランド・ポエトリー・リーディング」。たぶん、ジャッキー・ウィルスの回だと思う。GPRについては、後日、詳しく書きます。お楽しみに。

2014年9月21日日曜日

Days of Poetry and Wine (9)〜赤阪友昭 写真展「Distance」×「見えない波」


個展を準備中の
赤阪友昭さん







詩人・比較文学者
管啓次郎さん

 トークに先立つ8/27の夜。muziKafeで、写真家の赤阪友昭個展「Distance」のオープニング・イベントが開催。写真家やスロヴェニアのテレビ局の取材をはじめ、多くの人が訪れた。

 Distance(ディスタンス)、「距離」。それは、写真内部の被写体や東北を語るとともに、人が退去した被災地に戻ってきたnatureを語る写真=言語である。今回の展示作品はすべてモノクロ。静謐な写真には人間も動物もほとんど登場しない。植物やテトラポット、あるいは無数の白鳥の足跡や熊が樺に残していった爪痕など、鳥類や獣が訪れたと思しき痕跡が写されている。

 友さん(と、ぼくは彼を呼ぶ)が写しているのは、人と文明が移動した事後の時間、野生が回帰を開始した瞬間の、場所のもつ根っ子のような何かだ。

 それは美しく静かだけれど、同時に極端にシンプルで、人間にとって残酷なnatureの姿でもある。

 オープニング・パーティー前には、「見えない波」を代表して詩人・比較文学者の管啓次郎さんと友さんがスピーチ。管さんは、今年3月の、小説家の古川日出男さん、そしてぼくも行動を共にした「見えない波」ヨーロッパ・ツアーについても紹介した。

 オープニング、そして翌日のトーク後も、震災や東北、原発についてたくさんの質問やコメントをいただいた。

 「Distance」は、不可逆的な間や差異だけを意味しているのではない。同時にそれは届くための間隙、間合い、開かれでもあり、新たな運動や交通のための出発点だろう。

2014年9月20日土曜日

Days of Poetry and Wine (8)〜「見えない波」番外編トーク・イベント



 入力作業の関係でフォーマットをしばらく変更いたします。それと、フランス行きの前で〆切祭がつづいてしまい、更新が遅れてしまったこと、お詫びいたします。今日から更新を再開しますので、またぜひおつきあいください。

 さて、8/29にいよいよ「見えない波」番外編のトーク・イベント開催。ヨーロッパで、「英語が話せて当たり前」の環境のなか、生まれて初めて、通訳なしで、英語でトークをおこなった。こう書くと、いかにも英語が堪能に聞こえるかもしれないけれど、ぜんぜんです。司会のスロヴェニアの詩人・小説家アレッシュ(写真:左)と、海外での学会に多数参加している、管啓次郎さん(写真:中央)に助けてもらった。

 会場はプトゥイでよく文化的なイベントが行われるmuziKafe(ムジカフェ)。

 同会場で開催されている写真家の赤阪友昭さんの展示「Distance」とのコラボレーション・イベント。「Distance」は、いま赤阪さんが中心になっている東北プロジェクトの一環。福島で撮影された写真がメインになっている(その様子は、明日更新予定のブログでご覧ください)。

 このイベントは、ぼくのお願いでアレッシュが実現してくれた。プログラムではぼく個人の朗読会のはずだったが、この機会と時間を、震災以後の東北とクリエイティブをめぐる開かれた国際的な議論にしたかったのだ。トークのタイトルは「Novi svet」(New World)。

 まず、スロヴェニアでは約40年ぶりとなる日本現代詩人アンソロジー、Beletrinaから出版されたばかりのNovi svetに沿って、ぼくが1970~2010年代までの日本の詩的状況をかいつまんで説明。管啓次郎さんの緻密にして説得力のあるコメントに支えられつつ、日本の詩のいまを観客に知ってもらった。

 後半は、震災と芸術、創造力をめぐる議論。アレッシュは震災時、いち早く来日し、東北でクリエイティブ・ライティングのプロジェクトをした。会場に設置されている赤坂さんの写真を見ながら、東北の現状について話す。

 ぼくらの議論の中心になったのは、東北の復興とはなにか、というテーマ。国民からはあまり見えない場所で復興作業は進められている。もちろんライフラインの確保や復旧作業は大事だし、なにより被災地の住民のみなさんが安心して再び暮らすための懸命な作業がつづいている。

 でも、一方で、復興には被災地との精神的なつながりや復興ヴィジョンがもっと必要なのではないか。震災から三年が経ち、芸術ジャンルでも記憶の風化がはじまっている。しかし、震災や危険区域をふくめた被災地を、ネガティブにとらえるばかりではなく、芸術ジャンルやクリエイティビティにとって、よりポジティブにとらえることはできないか。むしろ、これらの新たな発生をうながす源泉として。そのことが、震災や被災地との精神的な、思想的なつながりを強め、東北だけでなくもっと大きな渦になって世界を巻き込めないだろうか。

 あまりに、遠大。そうかもしれない。でも、ぼく自身は必要性を感じている。何年かかっても。むしろ遠大なことを考えることが、なにか本質的なものに届く気さえしている。

 トークの掉尾。赤阪さんはスピーチとともに、「人間のいなくなった危険汚染区域には震災前は絶滅危機種だった植物や、野生動物たちが戻って来ている。そこを原生林として保存するのはどうか」という提案をした。

 なるほど、赤阪さんの写真はそういうことを伝えようとしている。そんなことは、「国家」が許さないかもしれない。でも、もし人が戻れなくなっている東北の森林が、ぼくらにとって沖縄のウタチのような神聖な森、聖所となることができたら。ぼくは、その場所を「HOPE」と名づけてもいいのではないかと、語った。

2014年9月17日水曜日

Days of Poetry and Wine(7)〜開催地 プトゥイへ








8/27首都
リュブリャーナを
バスで出発して
約2時間

詩祭の開催地
プトゥイに
ぼくと
管啓次郎さん
写真家の
赤坂友昭さんは
到着

この日が
詩祭の
初日で
街は
「詩とワインの日」
を祝う
ポスターや
インスタレーション
などで
飾られていた

ハンガリーとの
国境に近い
Ptuj
(プトゥイ)は
歴史ある街
最初に街を
築いたのは
ケルト人とも
いわれる

古代ローマ時代は
「ポエトヴィオ」と
呼ばれる
皇帝推挙が
行われた
街でもある

ヨーロッパの
古都のなかでも
とくに
中世の面影を
残している
といわれる
プトゥイでは
詩祭にあわせて
歴史や民族
詩の朗唱など
古代ローマに関する
イベントも開催
街には多くの
地元の人々が
古代ローマ
シチズンの
衣装を着て
歩いていた

六日間にわたる
国際詩祭
「詩とワインの日」が
ついに
開幕となった

2014年9月13日土曜日

Days of Poetry and Wine (6)〜クルシュコでの朗読 


イングランドの詩人
Jackie Willsさん




右はイタリーの詩人Sara Ventroniさん
左はジャッキー


ぼくの
通訳をしてくれた
Ziga Kumpくん


ワインとパンの
テーブル


さて
いよいよ
リーディングの話

8/24
リュブリャーナから
Beletrinaの

コーディネーター
Anja Kovac女史の車で
東へ一時間

スロヴェニアで
最初のリーディングは
Krsko(クルシュコ)

メンバーは
英国で人気・実力ともに
不動の位置を占める

ベテラン
ジャッキー・ウィルス
そして

イタリアの
現代詩を牽引する
若手のひとり

サラ・ベントローニ
後から次第に
わかりはじめるの

だけれど
この
「詩とワインの日」に

出演する
詩人たちは
いまの欧州を代表する

名実ともに
すごい詩人たち
ばかりだ

ジャッキーは
T・S・エリオット賞
最終候補に

たびたび
ノミネートされているし
サラも数々の

賞を受賞し
本国イタリーを
超えて

欧州現代詩シーン
では
その名がよく

知られている
ジャッキーは
英国の

フォークロアから
現代社会の
話題まで

幅広くうたい
また卓抜な
ストーリー・テラー

でもある
サラは
テンポよく

スラングなども
交えながら
しばしば

毒の効いた
ユーモアで
聴衆を

とりこにしてゆく
語りの詩人
これは

あとでスイスの
詩人が
いっていたのだけれど

彼女は
いわゆる
ラップ系詩人の

嚆矢とも
みなされていて
影響を

与えているらしい
まあ
この見解は

サラ本人が後で
否定的に
述べていたけれど

英語のおかげで
ぼくらはすごく
仲良しになった

クルシュコは
ほんとうに
ちいさな

美しい村だが
スロヴェニアで
二基しかない

原発が
あるところ
会場は

300年近い
歴史をもつ
元教会で

いまは
大きな図書館付きの
カルチャーセンター

として
使用されている
村の人たち

だけではなく
近隣からも
毎年楽しみに

来場するそうだ
当日の
リーディングは

一番手がぼく
二番がサラ
トリがジャッキー

そのあいだに
地元の
ローカル

ミュージシャンが
音楽の
合いの手を

入れる
ぼくの番では
「春が来た」を

うたってくれたっけ
持ち時間は
ひとり15分ほど

ぼくは
「雪風」
そして

声明つきの
「夜釣り」を
朗読

会場は
教会だけあって
マイクなしでも

声明が
気持ちよく響いた
リーディング中

聴衆は
一言もしゃべらず
ここちよい

熱のこもった
静寂と
虫の声に

つつまれた
そして
全員が終ると

大きな拍手と
ウィッスルが
飛び交った

リーディング後は
懇親会
さて

「詩とワインの日」
では
スロヴェニアの

ワインメーカー
各社の提供で
詩人と聴衆に

フリー(無料)で
ワインが供され
いくらでも呑める

それから
クルシュコの
おかあさんたちが

自慢のパンを
何種類も
焼いて

準備してくれていた
ちょっと
解説すると

「詩とワインの日」は
Ptuj(プトゥイ)を
本拠地とし

規模の大きい
Grand Poetry Readingを
はじめ

美術や小説
ノンフィクションと
コラボする

イベントもあるが
文化交流のため
各国の詩人が

スロヴェニア
内外の
各地を訪れ

トークや
リーディングをする
その

どのスポットでも
フリー・ワインが
供されるという趣向

そして
ワインとともに
必ず

登場するのが
このウェルカム・
ブレッド

欧州では
手造りのパンで
客人をもてなす

日本でいう
手打ちうどん
団子や饅頭

みたいなものだ
これが
ほんとうに

ワインによくあう
リーディング後は
何人もの方から

暖かい感想
握手や抱擁を
求められ

最後は
レストランにまで
招いてくれた

たくさんワインを
呑んで語り合い
名残惜しく

クルシュコを
発ったときは
深夜を過ぎていた
Thank you 
everybody
in Krsko

You were such a 
great audience!
Nice  and warm

people
Hope see you
soon!

2014年9月11日木曜日

Days of Poetry and Wine (5)〜スロヴェニア語版 日本現代詩人アンソロジー


スロヴェニア語版
日本現代詩人
アンソロジー
『新世界〜
日本の七人の
詩人たち』


詩祭パンフレット


パンフレットのなか


Beletrinaの
書店で見つけたのは
なんと

スロヴェニア語版
日本現代詩人
アンソロジー

その名も
『Novi svet』
(新世界)

「日本の七人の
詩人たち」
という

サブタイトルが
ついていて
これは

いままでに
「詩とワインの日」に
正式招待を受けた

七人 つまり
福間健二
三角みづ紀

野村喜和夫
管啓次郎
和合亮一

橘上 各氏
そして
石田瑞穂の

七人の
日本の詩人が
アンソロジー化

されていたのだ
ぼくは
事前に何も

聞いていなかったので
うれしい
サプライズ

それと
すごいのは
詩祭の

公式
パンフレット
きれいな

並製小冊子に
仕上がっていて
(二番目の写真)

出演する各国の
詩人たちの
プロフィール

朗読作品が
各自一篇ずつ
収録されており

すべての詩に
英訳も
付されている

パンフは
5ユーロで
販売されていて

今年で第18回の
「詩とワインの日」
小詩集

ともなって
いるのだが
これは

出演する
詩人たちの
詩にふれられて

ぼく自身
楽しく読め
役に立った

ぼくの詩は
「見えない波」
仏英ツアーにも

持っていった
「夜釣り」が
収録

英訳は
遠藤朋之さんの
ものだ

他に
各種ポスター
設置型の32P

リフレットも
あって
予想以上に

本格的かつ
大がかりな
国際詩祭だったのだ

2014年9月9日火曜日

Days of Poetry and Wine (4)〜Beletrina社





「詩とワインの日」
を主催している
リュブリャーナ市内の

出版社
Beletrina社へ
ところが

その前に
啓次郎さんが
また目ざとく

なにかを
発見する
そこは

Beletrinaが
経営する
書店だった

社長の
アレッシュの
新刊もある

アレッシュによれば
ある種のメタ文学
ミステリーらしい

店内を
うろつくと
おお

dnevi
poezije
in vina

のコーナーが!
この後
市内の

いたるところで
このポスターを
見るのだが

さらに
ぼくらを驚かせる
あるものを

発見するの
だった
つづく!