2016年12月8日木曜日

「連詩 見えない波α」スタート!


    昨晩、左右社ホームページにて、詩人の暁方ミセイさん、管啓次郎さん、そしてぼくをコアメンバーにした新しい連詩プロジェクト、「見えない波α」がついにスタートしました!

     第一回は管啓次郎さんの詩。ぜひ、お読みください。


    このプロジェクトは、2014年に小説家・古川日出男さん、管啓次郎さん、ぼくが、欧州五都市をめぐりながら朗読と講演をした「見えない波」の続編です。
    東日本大地震とそれ以降の日本を、文学の言葉から国境をこえて語り、また現地の方々と語りあうというプロジェクトでした。

    今回の「見えない波α」は、震災から五年が経過する東北を詩の中心にすえながら、連詩という共同詩によって、ひらかれた共同の思考を生みだそうというこころみです。
    ぼくらコアメンバーのほかに、毎月ひとり、ジャンルをとびこえてシークレット・ゲストをまねき、連詩をつむいでゆきます。
    毎週水曜日夜更新、ルールなどは、左右社ホームページから「見えない波α」サイトをごらんください。

    これからの展開をぜひお楽しみに!!

2016年12月6日火曜日

「LUNCH POEMS@DOKKYO」岡本啓さん動画UP


   第一回「LUNCH POEMS@DOKKYO」にご出演いただいた、岡本啓さんの講演動画がアップされました。

   原ゼミナール公式ホームページのリンクから、ぜひ、ご覧ください。サイトのメニューから、「LUNCH POEMS@DOKKYO」をえらんでくださいね。獨協大学図書館サイトでのアップも、現在、鋭意進行中です。


http://hara-zemi.jimdo.com/


   このプロジェクトは、年八回、獨協大学外国語学部が毎月第三木曜日のランチタイムに内外のフロンランナーの詩人たちをまねき、朗読をメインに自作解説をしてもらうというもの。

    講演は録画させていただき、現代を代表する詩人たちの映像アーカイブをつくる。動画は獨協大学図書館、原ゼミナール公式ホームページ、ユーチューブなどに随時アップされてゆく。もちろん、世界各国から無料でアクセス可能。

    プランナーは獨協大学外国語学部教授の原成吉先生。ディレクターは、ぼく。実行委員会は原ゼミナールを中心とする学生さんたちで、映像は獨協大学放送研究会と獨協大学映画研究会のみなさんが撮影編集してくださる。

   5年の継続を予定しているから、約40名の現代詩人たちの声と姿が集積されることになります。現代に詩の言葉の一世代の地層が露出するのだ。


   原ゼミナール・サイトでの告知にもありますが、今月12月15日の第三回は、現代詩文庫が刊行されたばかりの田野倉康一さんです。


   今後の展開も、お見逃しなく!

2016年12月2日金曜日

京都撮影の終了



     春につづき、cs番組「アッシュ」に、フランス語翻訳家の妻・みゆとともに出演させていただきました。


    ミシュランで星を獲得後、グルメ誌や女性誌などさまざまな媒体でも取材されている、京都五条駅ちかくの日本料理のお店「ごだん宮ざわ」さん。その店主・料理長の宮澤政人さんと対話しながら、秋のお料理をいただくというのがこの番組の企画でした。


    一昨日、無事、すべての撮影を終え、昨日、ぼくらは帰宅。ブログが中断して、ごめんなさい。写真は、撮影終了時の記念撮影。小野田桂子さんが撮ってくださった。


    プランナーは詩人の城戸朱理さん、プロデューサーは写真家の小野田桂子さん。監督は井上春生さん。

    カメラの安田さんをはじめ撮影クルーのみなさん、スタイリストの有路さん、「ごだん宮ざわ」のみなさん、


    ありがとうございました!


    放映日は本ブログでもお報せいたします。来年になるかな?ぜひ、お楽しみに。


   この撮影の旅については、来週からブログにアップしていく予定。そのあと、このあいだのフランス酔っぱらい紀行も書きますね。


   どうぞ、おつきあいください。

2016年11月29日火曜日

第五回エルスール新人賞贈賞式へ





   11月27日日曜日。東京は三軒茶屋のキャロットタワーで、第五回エルスール財団新人賞贈賞式におよばれして、いってきました。


    現代詩部門は、シンガーソング・ライターでもある柴田聡子さん、フラメンコ部門は、永田健(写真二枚目)さん、コンテンポラリーダンス部門は中村蓉(写真三枚目)さんが受賞された。


    みなさん、おめでとうございます!


    写真上は、選考委員の詩人の野村喜和夫さんと、前年度受賞者のカニエ・ナハさん。柴田さんは大阪でライブのため、ビデオ・メッセージで贈賞式に出演。カニエさんが、柴田さんの詩集を代朗読されました。


    詩とフラメンコとダンスがクロスオーバーするパーティーは、文壇パーティーともまたちがう客層。フラメンコ、ダンスのお客さんたちは、イケメン、イケジョぞろいで、華やかだったなあ。


    おもしろかったのは、中村蓉さんのパフォーマンス。一番下の写真のように、会場にちらばっていた中村さんの招待客が、予告なく、ハプニングでダンスをはじめたのだ!曲は井上陽水「リバーサイド・ホテル」。


    とってもすてきなパーティーで、ぼくもすごく楽しめたし、クロスオーバーな試みをしたいと、クリエイティブな気分にさせてくれた場でした。


    主催者の野村喜和夫さん、真里子さんご夫妻に感謝。


    11月29日の今朝、このブログをしたためているのは、新幹線のグリーン車内。テレビ撮影のため、妻と京都にむかっています。

2016年11月27日日曜日

お肉さぁぁん




   みなさん、週末、いかがおすごしでしょう。ぼくは、これからおよばれされて、詩人の野村喜和夫さん、真里子さんご夫妻の主催する「エルスール賞」パーティーへ。


    そのまえに昼食を、と思い、北浦和の新進の蕎麦屋「斗露路」に。ここはおもしろくて、フレンチ・レストランでもある老舗ブーランジェリーが経営しているのです。だからか、おつまみのメニューに写真のローストビーフや牛頬の煮込みなんかがある。

    蕎麦は、国産蕎麦粉をつかった手打ち。ビールと、埼玉の地酒「文楽」のぬる燗でローストビーフをいただき、かけ蕎麦。ちなみに、玉子焼きが旨い。見ていたら、シェフ?がフライパンをこまかにゆすって仕上げていた   


    最後の写真は、数日前の夕食の回想。ボジョレーヌーボーを買ったはいいけど、なかなか呑む機会がない。すると、妻が子羊のフランス家庭料理をつくってくれたので、あわせて呑む。妻いわく、「今年のボジョレーヌーボーはあまいね。いつもはすっぱいのに」


    フランスの友人が、ボジョレーヌーボーにかんするこんな言葉を教えくれたっけ。「ノエル(クリスマス)になっても、ボジョレーヌーボーの瓶詰めは終わらない」。歳末、年末進行は、世界のどの国もそうなんだなぁ。


     「お肉さん」は野村喜和夫さんの詩集『スペクタクル』のフレーズ。野村さんが朗読すると、その言葉は、お肉さぁぁん、と、いわくいいがたいユーモアとペーソスを聴く耳に刻むのだった。


    ほかの生命をいただいて生きるのが、人間。今晩のパーティーでも、お肉さんがでるでしょう。自分がお肉を食べすぎてるなぁと思うと、野村さんの、お肉さぁぁん、がいつも脳内にこだまするのでした。

2016年11月24日木曜日

紅葉と雪





    関東は11月の初雪。


    見沼の樹々は今週から本格的に紅葉しはじめたのだけれど。

    今朝、仕事場についたら、黄金の葉をしげらせた庭の大銀杏が冠雪している。紅葉の最中にふる雪を、ぼくはいままでに見たことがあったろうか。


    都内での打ち合わせも、きょうは中止。おとなしく、たまった散文を執筆する。万年筆は寒いとインクの出がとどこおりがちだけれど、わがパーカー・デュオフォールドは快調に枡をうめてゆく。

    最近は、満寿屋の原稿用紙に万年筆で一発書き。おかげさまで散文の注文も増えつづけていて、ノートに下書をしている時間的な余裕がないのです。


    それでも、ちょっと、色づいた葉も見たいなと思い、北島遊さんがすてきな葉たちの絵を添えている、大崎清夏さん文の絵本、『はっぱの いえさがし』(福音館書店)をひらいてみる。


    見えにくいかな?表紙裏に「LUNCH POEMS@DOKKYO」のときにいただいた大崎清夏さんの直筆サイン。そのしたに庭で拾ったマルハマンサクの紅葉をひとひら、おいてみた。サインには、大崎さんの描いたちいさなはっぱも、ダンスしている。


    今晩の夕食は、おでんと熱燗にしよう。

2016年11月21日月曜日

フランスへ酔っぱらいに〜シャトー・ラトゥール2





   葡萄畑の次は2001年に全面リニューアルされた醸造施設へ。マール、葡萄の搾りかすを手作業でもとりのぞき、66個あるステンレスタンクに移し替え、完全管理で醸造するのだとか。


    このタンクはとても高価で、フランスの数あるシャトーでも保有しているところはすくない。伝統あるシャトーのイメージだと意外と思われるかもしれないが、それだけワインの品質にこだわっている、ということだと思います。ちなみに、ここまでで、収穫した葡萄の半分は品質保持のために失われているそう。


    熟成中のワイン。樽はフランスのアリエ県とニエーヴル県のオークで職人が特別につくる。このセラーは二年目。栓がうえをむいてるでしょう?

    以前、シャトー・ラトゥールの樽で香付したマッカランを呑んだことがある。ラトゥールの樽は、熟成がすむとすべてとりかえられる。樽はまたべつのシャトーやウィスキーの造り手たちのもとで命を吹きかえすのでした。

    樽の腹を見ると、紅紫、ワイン・レッドに染まっているのがわかるでしょう。中身のワインが樽木の表面にまで染みでているのだ。

   ワインの染みた樽は、じつにいい色合いで艶光って。底を天板にして、この樽のうえで詩を書いてみたいなぁ。ラトゥールの妖精たちが、きっといい詩を書かせてくれるだろう。