2014年8月13日水曜日

夏の夕べは神田で蕎麦呑み





やっとPCが
帰宅したので
ブログを
再開します

ご迷惑を
おかけしました
またぜひ
おつき合いください

原稿はいつも
手書きなので
なんの
支障もなかった
けれど
ぼくは
ケータイを
持っていないので
メールが困りましたね
そんなこんなで
先日
いま進行中の
ブルース
プロジェクトで
お世話になっている
avexさんから
暑気払いを
というお誘いで
じゃあ
蕎麦呑みでも
ということになり
江戸前蕎麦の
老舗
「神田まつや」へ

浅草門ちかく
「並木薮蕎麦」
とともに
池波正太郎氏も
よく来た
いまや
有名店だけれど
ぼくはここが
好きで
勤め人だった
頃はここに
週一で通っていた

もう
二十年近く
来ているけれど
古参の
パートさんは
呑んでいると
「いらっしゃい」と
わざわざ
声をかけにきて
くれる
価格も味も
江戸庶民を
つらぬいている

夏だと
まずは
「やきとり」と
ビール
ここの
焼き鳥は
昔ながらの
江戸下町の
「葱ま」で
串ではでてこない
ぼくは
甘辛い「たれ」
をいつも選ぶ

つぎは
日本酒の冷や
それから
岡本の「うに」
を頼む

神田周辺の
オールドスタイルの
蕎麦屋さんでは
なぜか
生うにが
メニューにある
ことが
多いのだけれど
「まつや」が
発祥みたいだ

ただし
ここの「うに」は
酒や自家製の
「蕎麦味噌」
などと
練ってあり
なんというか
うに味噌の
感覚に近い

酒の舌を
持ってしまった
ものにとっては
たまらない
アテで
これだけで
お銚子二本は
いけます

最後は「せいろ」
二八とは
いわない
「八割蕎麦」は
江戸時代から
ほとんど
変わらない
レシピと
打ち方
塩分控えめ
だけれど
スモーキーで
コクのある
そばつゆも
大変よろしく
まさに
江戸前の
呼び名に
ふさわしい

バードランドの
和田さんや
浦和「田楽」の
上甲さんは
よく
日本の居酒屋の
起源は
蕎麦屋にありという

その日も
ロックや文学の
話をしながら
avexの方と
「蕎麦呑みとは」
という
哲学的な議論
となった

ぼくの回答は
蕎麦呑みの
メインは
おつまみではなく
やっぱり蕎麦
へんな話
酒の銘柄すらも
なんでもよく
いかに
おいしく
気持ちよく
蕎麦を食べるかに
収斂していくと
思う

蕎麦好きの
上甲さんは
酒を呑みながら
三枚は食べるとか

「まつや」は
相席になることが
多いのだけれど
面白い呑み方をする
常連さんが何人かいて
ぼくの前を
通り過ぎていった

そのひとりは

まずビールと
「えび天ぷら」
「せいろ」を
つまみに
お銚子二本
「ごまつゆせいろ」(冷)
「かも南蛮」(温)

毎回
決まった
メニューで
ぼくも
パートの
おばちゃんも
覚えてしまった
最後に
一万円を
置いて帰る
三十分もいない
たぶん
そのお客さんの
月一回の
贅沢なのだろう

蕎麦呑みには
その人の
流儀というか
定型が
あることが多い
もう
詩ですね

夕方四時
ぐらいから
呑みながら
そんな
無言の会話が
くり返されるのが
神田蕎麦呑みの
楽しいところ
次回以降は
PCが壊れて
書けなかった
詩人の
城戸朱理さん
バンビさんとした
岩手への旅
について
書きます
お楽しみに

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