2016年4月4日月曜日

テレビ番組「H」(アッシュ)〜京都撮影初日




   スカパー!チャンネルのテレビ番組「H」(アッシュ)に出演することになりました。その、京都での撮影初日。

    フランス語翻訳家で妻の石田みゆと11時に京都駅着。八条口で、番組をプロデュースする小野田桂子さんが出迎えてくださる。
    エグゼクティブ・プロデューサーの城戸朱理さんと小野田さんは、ぼくらの撮影の直前に、すでに歌人の水原紫苑さんの番組撮影を終えていたという。おふたりはそのまま京都にのこり、今回の撮影にはいるというのだ。

    井上春生監督の運転する車で南禅寺ちかくの真澄寺別院流響院へ(上写真は、撮影後になんとかおさめた庭園入口)。現場で、赤塚ディレクター、安田キャメラマン、音声の中村さんとご挨拶。持参したポール・スミスのスーツにきがえて、さっそく撮影にはいる。流響院については、こちらのリンクをご参照ください。


    松の新緑が芽吹く春の庭園を妻とそぞろ歩き、川端康成が『古都』を執筆したという観月の間でしばし端座。『古都』冒頭の梅、下覗するように、東山と松のラインのかさなりを眺めてみたり。

     16時。今回の番組の主役、京都ミシュランで星を獲得した「ごだん宮ざわ」のご亭主にして料理長の宮澤政人さんが現場入り。ダーク・グリーンのタータン・チェック2Bジャケットがきまっている。妻もヘアメイクさんも「役者顔だわぁ」を連発。縁側に三人ですわり、夕闇がせまるなか、対話シーンの撮影。

    撮影終了後、宮澤さんは、そのままお店へ。ぼくと妻は、糸やホテルでチェックイン。夜は、城戸さん、小野田さん、赤塚ディレクター、安田キャメラマン、ぼくと妻で「ごだん宮ざわ」さんへ。乾杯。妻は、宮ざわさんにゆくのははじめて。

    下写真のお料理。明末の赤絵皿に、京都の春の風物詩、しらこたけのこ。うえにのっているのは、はなさんしょう、ほたるいかのたたき。
     
    赤塚さん、安田さんとは初対面のぼくら。その夜は、城戸さんと小野田さんのおはからいで、たのしく親交をふかめることができた。仕事できているはずが、ぼくは完全にリラックスしてしまう。頰がおちそうな京料理と酒に、舌鼓をうちまくってしまった。小野田さん、「石田さん、あしたも撮影だよ!」。

    そのころ、井上監督は別行動で焼肉屋。そちらもたのしそうで、さらに、すごいと噂のスコッチバー「アイラ・モヒート」から電話をしてくださる。
    その晩は、後髪ひかれる思いで、ホテルへ。家から持参した竹鶴の21年を寝酒に、満腹のまま、就眠。夢も見なかった。

0 件のコメント:

コメントを投稿