2016年12月12日月曜日

京都撮影記〜秋の流響院





    ちょっと、おそくなってしまいましたが。


    1129日から121日まで、CS番組「アッシュ」の撮影で京都へ(122日のブログをご覧ください)。

   春に放映された同番組「食・言・景    野趣と品格」の続編に出演させていただいたのだった。

    共演は、京都ミシュランで星を獲得された日本料理の「ごだん    宮ざわ」さん店主・料理長の宮澤政人さん、ぼくの妻でフランス語翻訳家の石田みゆ。


    新幹線グリーン車に乗せていただき、じつに快適な旅をしたぼくと妻は、112911時、京都駅でプランナーの城戸朱理さん、小野田桂子さんにお出迎えいただいた。春とおなじく真如苑の真澄寺別院流響院へ。井上春生監督と安田カメラマン率いる撮影クルーと、再会を欣ぶ。いちばんうえの写真です。


    曇り時々晴れ、ときおり雨。京都では紅葉が終わりかけていた。


    それでも、流響院のお庭は、秋の静謐な美しさをたたえている。松の緑のなかにひっそり隠れた楓の赤は、すこし燃焼をおとし、枯れなずんで五山を借景しつつ、侘びた錦秋を奏でている。松籟と水の音が、こころの調和を運んでくれる。


    今撮影は、井上監督みずからメガホンをとってくださった。

    また、今回、『まどろみの島』と『耳の笹舟』からも朗読をさせていただく。井上監督と撮影クルーのみなさんに朗読を撮っていただくなんて。ほんとうに、詩人冥利につきました。

    後日、そのときのカットを井上監督から画像でいただいたのだけれど、すばらしくて、ため息がこぼれた。このブログでもご紹介させていただきます。スチル撮影は小野田桂子さん。


    ぼくらの撮影がすむと、宮澤政人さんが来られる。うれしく、再会。それから、ぼくらは宮澤さんが通う古美術店「南明堂」さんでも撮影。


    夜は、城戸さん、小野田さんに「ごだん   宮ざわ」さんにお連れいただき、撮影一日目の無事終了を祝って盃をあげたのだった。


    この京都撮影記、つづきます。

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