2016年10月12日水曜日

藤村記念歴程賞を受賞しました


   フランスからもどりました!

    帰国後の〆切と時差ボケでなかなかブログを更新できず、すみません。

    この度、拙詩集『耳の笹舟』が、第54回藤村記念歴程賞を受賞いたしました。

    敬愛し、日々、机辺のエッチングを眺めてもいる詩人にして銅版画作家、岩佐なおさんとの同時受賞ということで、大変、光栄でうれしいです。

    近年は単刊詩集の受賞がすくなく、ヴェテラン詩人の詩業に贈賞されることの多かった、歴史ある藤村記念歴程賞。ただ、ただ、身の引き締まる思いです。「歴程」の皆様、賞選考委員の皆様、誠にありがとうございました。
    ちなみに、毎日新聞ではこう発表がありました。


    フランスから帰国したら、書家の小熊春洋先生をはじめ、さまざまな方々からお祝いやお手紙をいただいておりました。
   今回の受賞はまさに皆様のご声援の賜物です。

   東北で出逢ったみなさん。「見えない波」プロジェクトでフランスとイギリスへともに旅した、小説家の古川日出男さんと千枝さん、詩人の管啓次郎さん、田島幸子さん、関戸詳子さん、妻みゆと各国の旅先で出逢ったみなさん。写真家の赤阪友明さん。
    Bernard、Nicol、Etienne、Lucilleとブールジュのみなさん。
    本詩集を装幀してくださり、いつもながら素晴らしい仕事をしてくださった奥定泰之さん。親身にアドバイスをくださり、編集を頑張ってくださった思潮社の高木真史総編集長、担当編集者の出本喬巳さん。
   母校獨協大学の原成吉先生と原ゼミのみなさん。遊牧民の会のみなさん。早稲田大学、東洋大学、フェリス女学院大学の学生さんと先生方。
    詩人の城戸朱理さんと写真家の小野田桂子さん。詩友の皆様。井上春生監督。
    『耳の笹舟』の詩稿を書くため、ファーバーカステルの万年筆を贈ってくださった、吉見の新井家のみなさん。
   そして、小鳥たち。
   みなさんの声と音と歌が響いてこなければ、『耳の笹舟』を聴き、書き届けることはできませんでした。

   心からお礼を申し上げます。

   最後に、妻みゆと両親、見沼の小鳥の歌声にともに耳を透ませたラブラドールのハンナ(彼女もいまや老犬で、だいぶ耳が遠くなってしまいました)。

   ありがとう。

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