2015年2月10日火曜日

焼き鳥「田むら」にて




   仕事の帰り、新宿三丁目の名物焼き鳥屋「田むら」本店に行く。田むらといえば、かつてライターの鴨志田穣氏が働いていた店。漫画家西原理恵子氏の前夫といえば、おわかりだろう。ぼくは週刊ゲンダイなどの鴨志田氏のコラムが好きで、会いに行ったこともあった。焼き鳥の味は中ぐらい。以前、八年ほど新宿に住んだことがあり、ときどき古巣が懐かしくなる。
   この日は、アメリカ現代詩の研究者で古い友人の鷲尾くんと呑む。彼とぼくはモダニズムの巨匠ウィリアム・カーロス・ウィリアムズを専攻していた。一緒に読書会もしたし、ウィリアムズの長詩「春のすべて」を共訳したこともあった。ゴダールの新作の話を聞き、それより隣に肩ふれあうごとく座った女子客を気にしつつ焼き鳥をつまんだ。

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